季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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着物でお稽古に 61, 62 十日町紬の単衣

みなさま、ごきげんよう

 

私は仕事も遅いですが、ブログを書くのも遅いですね。

今日はお茶のお稽古とお着物の備忘録(これでやっと追いついた!)です。

 

明治記念館のお茶会後、すぐにお稽古がありました。

風炉の季節、夏のお点前の始まりです。最初はお濃茶平点前でウォーミングアップ。そして駅鈴の蓋置、槍鞘建水を用いて桑子卓のお稽古をご指導頂きました。

jardinage.hatenablog.com

昨年も3年前も端午の節句の時は同じお点前をお稽古していますね。ブログに書いてるお陰でお道具の意味はなんとか覚えていますが、お点前はかなり朧気になります。

お茶会後からは無理せずに単衣にしようと思っていましたが、当日それほど気温が上がらなかったのでお茶会の時と同じ桜と横笛柄の小紋に帯を吉祥文様の名古屋帯にして参りました。箔屋清兵衛の帯は締めやすい。

お稽古後というのもあり背中も前もかなりぐしゃぐしゃ。衿も立ってるし。

前回ホテルで撮影した時は胴裏の色が透けていましたが、今回太陽光の元ではほとんど透けていませんね。

 

5月の2回目、先週土曜日のお稽古から単衣に切り替えました。

私は汗っかきなのでこれまでの単衣(夏のお着物)は全て洗える着物ですが、これが初めての正絹の単衣です。いつもの和裁士さんに「最近地球が暑いから単衣はいかがですか?」と勧められ単衣にしました。

実家の箪笥の中に好みの小千谷紬の着物があるのですが、私には完全にサイズアウト。しかし着てみたくて反物を探したところ十日町紬(新潟県)の須恵貴織の反物を見つけました。反物の幅が少し狭かったのですが、いつもの和裁士さんに仕立てて頂きました。上半身の背中心は合っていますが、下は左にずれています。お腹とお尻を引っ込めろ!って感じですね。(娘に言われました。。。)私が最近また太ったのか(体重は変わっていないんだけど)、補正のし過ぎなのか(高島屋の方に入れすぎと言われました)、着付けの問題なのか(多分コレ)。。。

生なり地に赤と黒で家屋文が織られており、色目と雰囲気は大好きです。今年は大島と十日町の2つの紬をトライしていますが、「紬は固い」ということがようやく理解できました。たしかに街中を歩いたりするのには問題ないですが、茶道をするには少々難しく感じました。私の師匠はお稽古で紬を着るのはOKですので、着物を勉強し楽しむ意味で何度か着てみようと思っています。師匠も「明るくて優しい色のお着物ね~ 似合ってるわ~」と褒めて下さいました。この十日町紬で五島美術館に行ってみたい(そんな時間あるんかい!?)。

着付けとしては衿が立ってしまったり、もう少し工夫して身幅の問題を解決できないかなと思います(← そうじゃなくて痩せろ!)

帯は手描きらしい露草の名古屋帯。化繊ですが締めやすくて気に入っています。師匠のお床にも露草が生けられておりました。

お稽古は桑子卓+大津袋+平建水と、貴人点のお稽古をご指導頂きました。本当になかなか覚えない。ところどころは覚えているけれどすぐ忘れてしまう。他のお点前と混同してしまったり。精進あるのみ。

 

それではまた。

ごきげんよう

 

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